1. HOME
  2. JIAMSについて

JIAMSについて

先端マルチメディア合同研究所

先端マルチメディア合同研究所"Joint Institute for Advanced Multimedia Studies"(英語略称JIAMS:通称ジェイムス)は大阪電気通信大学四條畷キャンパスにおける産学連係の中心的施設として存在しています。
学外の諸研究機関との積極的な合同研究等を通して学内研究だけでは得られない様々な教育的成果を上げると共に、高等教育機関の研究所として広く地域社会にも貢献しうる運営を目指しています。

JIAMSを中心にした
先進的な産学連係体制

JIAMSのもっとも特徴的な点として上げられるのが、主なスタジオ施設の運営を産業界のデジタル映像プロダクションとの連係により行っているところです。「学」の設備を「産」から派遣されたプロのオペレーターが管理・運営することで、外部から「プロの仕事」を誘致できる仕組みを作り、そのコンテンツ作成の現場で学生をアシスタントとして使うことにより、プロの仕事を「生きた教材」として活用するというもので、言わば「学内O.J.T.(On the Job Training)」という考え方です。

これにより、JIAMSの立地する四條畷キャンパスでは、2学部、6学科の学生が様々なアプローチで研究に取り組むことができます。 総合情報学部、デジタルゲーム学科及びゲーム&メディア学科では「ゲーム」を軸にしたコンテンツの制作や多様なメディア展開に関する研究が進められており、情報学科での「コンピュータサイエンス」を軸にした情報系の研究とも融合し、社会の様々なニーズに対応できるクリエイティブな人材を育成しています。
さらに、医療福祉工学部では「生命」や「健康」をキーワードにした先進的な研究により、QOL(Quality of Life)が問われる新たな時代の医療と健康における人間性豊かなエンジニアを育成しています。

JIAMSでは、外部作家との様々なコラボレーションやデジタルアニメーション制作における産学協同プロジェクトを実施すると共に、産学協同での本格的ゲーム開発を視野に入れた研究活動も行っています。

所長メッセージ

モノづくりは「人」が主役
~JIAMSが目指すもの~

JIAMS 先端マルチメディア合同研究所
所長 寺山直哉

大阪電気通信大学は1961年の設立以来、工学の分野でモノづくりの基盤を支える実践的な技術者を養成し,産業界に送り出す役割を担ってきました。1987年に従来の寝屋川キャンパスに加え四條畷キャンパスを、さらに2011年には寝屋川市駅前キャンパスを加え、並行して新しい工学領域への展開を果たしており、現在では「実学教育で人間力と技術力を培う大学」として位置づけられています。

四條畷キャンパスの総合情報学部ではデジタルゲームを中心としたコンテンツ制作やメディア展開、新時代の情報技術、また医療福祉工学部では医療福祉工学、理学療法、健康スポーツ科学に関する教育と研究を行っていますが、この二つの学部での教育研究活動を支援するため2000年に「先端マルチメディア合同研究所」"Joint Institute for Advanced Multimedia Studies"(JIAMS)を設置しました。

JIAMSには、関西最大級のモーションキャプチャースタジオや最新の機器で装備された映像・音像・CGスタジオ、さらに950人を収容する多目的ホール(コナミホール)等を設けています。2004年には四條畷キャンパスの2学部と大手デジタル映像プロダクションらとの産学協同体制を構築し、以来主なスタジオ施設はプロのオペレーターが管理・運営しています。一方、学生諸君はコンテンツ作成の現場でプロの仕事を「生きた教材」として学ぶことができ、まさに本学伝統の実学教育であるO.J.T.(On the Job Training)を学内で実践しています。このようにして教学任務を大前提におきつつも、一方では産学協同事業による収益はJIAMSの運営にも寄与しているのです。

この研究所で教員や若い学生諸君がプロのオペレーターと共同作業をすることで技能をレベルアップし、様々なコンテンツを生み出す能力を高め、新しい時代の情報や芸術文化、生活や健康文化を創造する人材が輩出されると信じています。

人がいれば何かがつくり出され、つくるモノがあれば更に人が集まる。JIAMSは旧来の箱もの的な考え方を脱し、そうした人とモノづくりを繋ぎ合わせる“賑かな場所”として、柔軟に迅速に機能し続けることを目指します。