所長メッセージ

JIAMS 先端マルチメディア合同研究所
所長 成瀬 淳

大阪電気通信大学は1961年の設立以来「工学」の分野でモノづくりの基盤を支える実践的な技術者を養成し,産業界に送り出す役割を担ってきました。1987年に従来の寝屋川キャンパスに四條畷、さらに2011年には寝屋川市駅前キャンパスを加え、並行して新しい工学領域への展開を果たしており、現在では「実学教育で人間力と技術力を培う大学」として位置づけられています。大学には大学院と5つの学部があり、寝屋川キャンパスには工学部と情報通信工学部、駅前キャンパスには金融経済学部、また四條畷キャンパスには総合情報学部と医療福祉工学部を配置しています。なお、併設校である大阪電気通信大学高等学校は大阪府守口市に所在し,普通科と電子工業科を設けています。

さて、四條畷キャンパスの総合情報学部ではデジタルゲームやデジタルアニメーション、コンピュータのシステム、また医療福祉工学部では医療福祉工学、理学療法、健康スポーツ科学に関する教育と研究を行っていますが、この二つの学部での教育研究活動を支援するために2000年に「先端マルチメディア合同研究所」"Joint Institute for Advanced Multimedia Studies"(JIAMS、通称ジェイムス)を設置しました。

JIAMSには、関西最大級のモーションキャプチャースタジオや最新の機器で装備された映像・音像・CGスタジオ、さらに950人を収容する多目的ホール(コナミホール)等を設けています。2004年には四條畷キャンパスの2学部と大手デジタル映像プロダクションらとの産学協同体制を構築し、以来主なスタジオ施設はプロのオペレーターが管理・運営しています。一方、学生諸君はコンテンツ作成の現場で、プロの仕事を「生きた教材」として学ぶことができ、まさに本学伝統の実学教育、今風に言えば「OJT(On the Job Training)を学内で実践している」ということになるでしょう。このようにして教学任務を大前提におきつつも、一方では産学協同事業による収益はJIAMSの運営にも寄与しているのです。


この研究所で教員や若い学生諸君がプロのオペレーターと共同作業をすることで技能をレベルアップし、独創的なコンテンツを生み出す能力を高め、新しい世紀の情報文化、生活文化を創造する人材を輩出してゆくことを確信し、近い将来JIAMSと他学部、更には学園全体とのシナジーが発揮されてゆくことを念頭にいれて前進してゆきます。